2023年9月13日
こんにちは。茨城部活動問題対策委員会(以下、BMTI)メンバーのDです。7月に実施した年に1回の対面でのミーティング(総会)の報告をさせていただきます。
前回ミーティングからの進捗として、まずは県教委に、各県立高校が教員に行っている、部活動に関する希望調査用紙を開示していただきました。これについては、各市町村にも希望調査用紙を開示していただけるように取り組みを進めているところです。また、何名かの県立高校教員や、高校の組合役員の方とリモートで、現在の部活動顧問の強制または依頼の状況について情報交換をしました。さらには、県のガイドラインを無視して長時間部活動にあたっている疑いのある団体があるとの情報を得たため、県の中体連に報告をするとともに、担当者と電話で情報交換をしました。
教員不足や教員の長時間労働問題を何とかしたいという思いから、私たちは年をまたぐ取組を続けてきました。ここにきてようやく国や自治体が部活動の地域移行に舵を切り始めています。そこで我々の取組も、大切なことは継続しつつ次のフェーズに移行していくことが大切ではないだろうかという議論をし、今後の方向性を確認しました。大きくは、行政の打ち出した方針(詳細はこちら)に違反する現場に対する取り組みです。校長には、教職員の同意を得た上で顧問就任を依頼しなければならない責務がありますが、それを履行していない(4月1日の会議でいきなり知らされる)というケースや、前述のようにガイドラインを大幅に超過する活動を行う団体をなくしていくためのアプローチを協議しました。
現場(部活動)は前例を踏襲したり、学校の特色として部活動を推進したりしがちです。しかし、新たに打ち出された方針に違反してでも現状を守ろうという閉鎖的な姿勢の裏には教員や生徒の苦難があり ます。
BMTIは現場で困っている教員の方々に対し直接相談に乗る活動や、そういった教員が横につながることのできる仕組みづくりを進めています。今後もあらゆるステークホルダーとつながることを大切にしていきます。ご支援の程よろしくお願いいたします。
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